今回は、ヘアスタイリングの基礎知識について解説します。
ヘアセットは文章だけ読んで上手くなるものでは無いので対面の講習でしっかり教わってほしいですが、事前に基礎的な知識だけ伝えておきます。
ヘアセットの超基本
この章では全くヘアセットをしたことがないという人に向けて、ヘアセットの超基礎的な知識を共有します。
まず、適切なヘアセットをするためには適切なヘアカットが必要になります。
いくらセットの技術が高くても、カットがそのセットに対応できる形になっていなければヘアセットはできません。
次に、ヘアセットをするときはドライヤーとヘアアイロン、スタイリング剤を用意しましょう。
※ごく稀にドライヤーすらしてないという人がいるので、優しく書いてます。
基本的に、
ドライヤーで髪の根本の動きを作って、ヘアアイロンで髪の中間から毛先の動きを作り、スタイリング剤でそれらで作った動きを表現する
ということになります。
この認識はかなり重要で、意外と知らない人が多いです。
ワックスで無理やり形を作るのではなく、ドライヤーやアイロンで土台を作る必要があります。
そしてアイロンだけで髪の形を作るのではなく、髪の根本の動きに関してはドライヤーでしか調整できません。
なので、ヘアセットをする前は霧吹きなどで髪を濡らし、ドライヤーから始めます。
オススメのドライヤーやアイロンはいろいろありますが、ここでは一旦最低限のコスパ良いアイテムだけ紹介します。
・おすすめのドライヤー(ノビー)
・おすすめのヘアアイロン(ノビー)
※次回の記事でより高級なアイテムなど紹介しています。
※スタイリング剤については後述します。
スタイリング剤の基本的な選び方
スタイリング剤の選び方は、セット力と髪質という2つの軸で判断する必要があります。
スタイリング剤には、さまざまな種類があります。
ジェル→グリース→ワックス(狭い意味での)→バーム→オイル
基本的にこの順番で、セット力が落ちていきます。
オイルはセット力がなく、ジェルにはセット力がある(バチバチに固まる)のはイメージができると思います。
作りたいヘアスタイルによって、どのワックスを選ぶべきか考える必要があります。
サラサラなノーセット風のヘアスタイルならオイルで良いですし、短髪で固めたいならジェルが良いということになります。
ジェルほど固めたくは無いけど、適度なセット力とツヤ感が欲しい場合はグリースを使います。
ワックスほどは要らないけど、ある程度のセット力が欲しいという場合はバームを使うと良いです。
そしてセット力ともう一つ、スタイリング剤を選ぶ軸があります。
それが、髪質です。
髪質、太さ、毛量、長さなど髪質は人によってそれぞれですし、同じ人でも時期によって向いているワックスというのは変化します。
自分に合うワックスを探す旅の手助けとなるように、ざっくりとした指標を書いておきます。
軟毛の方→ドライタイプ(マット・クレイ)
軟毛の方は、髪の毛が細くて髪質が柔らかく軽いので ”テクスチャが軽めのワックス”(例:クレイワックス)がおすすめです。
テクスチャの重めのワックスを使うと、途中でワックスの重さでヘタってきて、スタイルをキープしづらいです。
ワックスの傾向として、”ツヤ感が増えれば増えるほどテクスチャが重く”なっていきます
(例外もあるため、軽いテクスチャでツヤ有ワックスがあればそれでも可)
また、このタイプの髪の方は、毛一本が細いため毛量が少なく見えるという悩みを持っているパターンも多いです。
その場合も”マットタイプの方が毛量ボリュームは多めに見える傾向”にあるため、マットタイプが適していると言えます。
硬毛の方→ファイバータイプ、クリームタイプ セット力強め
髪の毛にしなやかさが無く、ごわついたり毛先が広がったりしてしまいがち。
硬めの髪の毛を言うことをきかせるため、使うワックスには”一定以上のセット力”が必要となってきます。
毛量ボリュームが多めの方も多いため、少しツヤ感あるワックスで束を毛先までまとめ上げることで、爆発させることなくおさまりよく見せることが出来ます。
ダメージ毛、癖毛の方→ツヤ感あり、少し緩めのワックス NG→クレイタイプ
毛先のパサつき、ごわつきが気になるダメージ毛の方は、クレイタイプのワックスを使用すると更に乾燥が目立ち不潔感が出てしまいます。
しっとりめのワックスを使うことでカバーしたほうが無難です。
ワックスの馴染ませについて
基本的に、ワックスのセット力が”強いほどテクスチャは固くなる”傾向があり、”セット力が弱いほどテクスチャは柔らかくなる”傾向にあります。
そして、”テクスチャは硬いほど長めの髪に馴染ませる難易度は上がり”、”柔らかいテクスチャのほうが容易”になります。
スタイリングにおいて “髪全体に均等にワックスを馴染ませること” は非常に重要なポイントなので、馴染ませづらさを感じた場合は、ワックスの変更か柔らかいワックスとの『混ぜ』を検討してください。
「AのワックスとBのワックスの中間の性能のものが欲しい…」となった場合、ワックスを混ぜて使うのもおすすめです。
混ぜる場合は、なるべく同一ブランドの品番違いを混ぜることをおすすめします。
組み合わせによっては、互いの良いところを打ち消し合うことになりかねないです。
同一ブランドの場合は、比較的そういうことが無いように思います。
おすすめのスタイリング剤
この章ではおすすめのヘアスタイリング剤を紹介します。
・ジェル(ロレッタゼリー)
※定番のジェル
・グリース(アリミノメン)
※水分が多く初心者でも使いやすい
※硬さやテクスチャは自分の髪質と照らし合わせて選択してください。
※個人的に初心者でもかなり使いやすい、どんな髪質でも合いやすい万能ワックス
※超定番のバーム
※こちらも超定番のヘアオイル
※とにかくセット力を求める人におすすめ
※そこまで固める必要ない人におすすめ
ここから選べば基本外すことはありません。
ヘアセットの方法
ヘアセットの方法については、美容師による対面の講習で具体的に学んで欲しいですが、受講する前にYouTubeで予習しておいてください。
自分の理想とする(最初の顔タイプ診断で提案された)髪型の動画は見ておきましょう。
この辺の方の動画は非常に参考になります。
僕もよく見て参考にしてました。
以上です。
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